皮はパリパリ、お肉はジューシー、味付けはがっつりめのフライドチキンを台湾で食るならココ!
2019年11月、惜しまれつつも18年の歴史の幕を閉じた京華城。その京華城の中に、あるフライドチキンのお店があったのをご存知でしょうか?
店の名前は『小鬥士德州炸雞』。京華城のオープン当時から営業を続けてきた、長い歴史を持つ人気のフライドチキン店です。
11月の京華城営業終了に伴い一度は営業を停止した『小鬥士德州炸雞』ですが、「お店を閉めないで!」というファンの希望に応え、京華城の営業終了後、次なる拠点をずっと探していたのだそうです。
そんな同店が2020年2月末から『小勇士德州炸雞』とちょっとだけ名前を変えて、大安駅の近くで新たに営業を開始しているとの情報をキャッチ! 京華城時代からのお客さんや、そのさらに前からのお客さんが、続々とお店を尋ねているらしい……。
……と、こんな風に書くとまるで私が『小鬥士德州炸雞』の熱烈なファンみたいに聞こえますが、実はお店の名前を知ってたのみで、同店のフライドチキンを食べに行ったことはありませんでした。
食べ損ねたと思っていた『小鬥士德州炸雞』のフライドチキンが戻ってきた! ということで、早速『小勇士德州炸雞』のフライドチキンを食べに行って参りました。
『小勇士德州炸雞』で実食実飲
『小勇士德州炸雞』のメニューは、セットメニューと単品メニューとに分かれています。セットメニューは写真の通り、なみなみのフライドポテトとドリンクがついています。単品メニューによっては、セットに追加するとちょっとだけお得なものもありますよ。
『小勇士德州炸雞』へ来たならやっぱりフライドチキンを食べなければ! ということで、「三塊雞套餐」を注文。3ピースの他2ピースのセットもあって、どちらにしようかちょっと迷ったのですが、ここはかわい子ぶらずに3ピースのセットを注文することにしました。
皮はパリパリ、お肉はジューシー、というのは以前から聞いていたのですが、本当にその通りです。皮の硬さと肉汁滴るお肉の柔らかさのギャップが、程よくマッチしてました。
また、味付けがしっかりしていたのもとても印象的でした。台湾では塩分に気を遣う方が多く、濃い味は敬遠されがちなのですが、我々日本人にはそれがちょっと物足りなかったりもします。こんなにがっつり味付けされた外食は久しぶり! と、ちょっと感動したくらいです。
3ピースは多すぎたかと心配したけど、最終的には飽きずに美味しくまるっと完食してしまいました。
チキンの他、なみなみポテトも京華城時代からの人気メニューだそうです。パリッとした皮の中には、フワフワのポテトの身が詰まっています。濃い味のチキンと一緒に食べたせいか、あっさりした味に感じました。
注文している人が多かったので、オニオンリングも追加してみました。ザクザクした衣の中にほんのり甘味のあるオニオンが包まれており、なんだかおやつを食べているみたいです。私はかなり好きな味でした。お腹に余裕がある方は、ぜひセットに追加してみてください!
ドリンクは「飲料」メニューの中から選ぶことができますが『小鬥士德州炸雞』の時からの人気メニューということで、飲み物は古早味紅茶を選択しました。古早味は「昔ながらの」と言ったような意味合いの言葉です。台湾の古早味紅茶といえば、ほんのり甘みのある、さりとて甘すぎないあの紅茶ですね。
控えめな甘さの紅茶は、濃い味のフライドチキンの間に小休止を入れるのにぴったりです。台湾のドリンクの例に漏れず量が多いです。台湾の方々はこれ、飲み切れるのかな?
お店の構造ですが、1階はレジカウンター、2階はイートインスペースになっています。私が訪れたのは日曜日の午後でしたが、小学生くらいのお子さんを連れたご家族もいれば、一人でフライドチキンを食べにくる人もいるようでした。
この時間帯、お店はあまり混雑していませんでしたが、現在は台湾全体でイートインの利用率がかなり下がっている形なので、今後はまた状況に変化があるかもしれません。
『小勇士德州炸雞』の行き方(アクセス)
それでは最後に、お店へのアクセスについて。
『小勇士德州炸雞』のお店は、MRTの大安駅と大安森林公園駅の丁度中間あたりにあります。中間とは言っても、それぞれの駅から大体5分ほど歩いた所なので、アクセスはかなり便利です。
今回は2路線が交わる大安駅からの道順をご紹介します。
大安駅で下車したら、2番出口へ向かいます。
2出口を出たら、向かって右側に進みます。まっすぐ歩いていくと、5分ほどでお店が見えて来ます。この写真の道をまっすぐ行ってくださいね!
天気がよかったら、テイクアウトにして大安森林公園でピクニックしてもいいかもしれません。
店舗名:小勇士德州炸雞
所在地:台北市大安區信義路三段109號
電話番号:(02) 2325-9260
営業時間:10:00〜21:30
定休日:-
リンク:Facebook
その他: –
地図:
HOZ(ほず)
ライター、日本語教師。
台湾好きが高じて2017年から正式に台湾に移住。
今は働きながら昼は台湾の大学院で翻訳を勉強する二重生活中。
早く翻訳家も名乗れるようになりたい。
黒猫、小福と一人と一匹暮らし。
主な燃料は豆皮とミントとコーヒー。