【ニューオープン!台湾新店舗グルメ実食レポ】100年の歴史を持つベトナム料理店「飛機河粉」が林口にオープンしてたので行ってみた

グルメ

台湾でベトナム料理フォー、そしてベトナムコーヒーも「飛機河粉」

中国語に「百年老店」という言葉があります。「100年の古い店」、つまり長い歴史を持つお店、という意味合いの言葉です。長い歴史があるということは、それだけ長く人々から愛されてきたということを指しています。擔子麵の「度小月」なんかも「百年老店」としてとても有名ですね。

最近、その「百年老店」にはどんなお店があるのか気になって探していたところ、とある「百年老店」が私の職場のある林口に新しいお店をオープンしたとの情報を発見しました。お店の名前は「飛機河粉」。「河粉」とは中国語で「フォー」を指します。ベトナムを代表するあの麺料理ですね。

せっかく職場から近いところにあるし、ちょっと行ってみるか、と、最初はその程度の気持ちでした。結果どうだったかと言うと、想像以上に満足のいくお店でした! 今はまだ1回しか行けていないのですが、時間があるときにリピしようと思い、虎視淡々と狙っているくらいです。

「飛機河粉」で実食実飲

と言うわけで今回はちょっぴり趣向を変えて、台湾で食べられるベトナムの百年老店、「飛機河粉」についてご紹介したいと思います。

「飛機河粉」のメニューはとっても豊富。合わせてなんと29種類ものメニューがあります。

29種と聞くと多すぎて何を注文して良いかわからなくなりそうですが、この29種類は大きく「傳統(トラディショナル)」「咖哩(カレー)」「酸辣(スパイシー&サワー)」「沙嗲(サテ)」「涼拌 乾拌(スープなし)」の5種類の味付けに分けられています。味付けの種類を除けば、使われている具材は大体同じ。なので、味付けを決めてから中の具材を何にするか決めていけば、それほど迷わずに済むかと思います。

今回私が選択したのは「傳統生牛肉河粉」。せっかくなので、こちらに90元のBセットをつけて、ちょっと豪華な食事にしてみました。

「飛機河粉」のBセットは、揚げ物二種類とベトナムコーヒーです。Aセットだと60元で4種の小點(サイドメニュー)か飲み物4種から1つを選択、Cセットは120元で、小點4種と飲み物4種の中から一つを選択できます。さてさて、一体どんな料理が出てくるのか……

呼び出しベルが鳴ったので、早速カウンターへ料理を取りに行きます。料理を見た最初の感想は「でかっ!」でした。料理が乗っているお盆に載せられていたのは、洗面盥ほどもありそうな大きなお碗。持ち上げるとミシミシとお盆が撓んでいるのが伝わってきます。ああっ、わたし、箸より重いものを持ったことないのに! 席につくまで落とさないか心配です。

予め自分が確保していた席につき、ほっと一息。さぁ、料理をいただくことにいたしましょう。まずはメインの「傳統生牛肉河粉」から。

フォーを頼むとザルに載せられたもやしなどの野菜も一緒に付いてくるので、これらも載せて一緒に食べます。ライムを絞るのは、スープの臭みを消すためだそうです。入れなくても美味しくいただけますが、ライムを絞るとさっぱりした香りになりますよ! 夏の暑さを吹き飛ばしてくれるような、爽やかな味わいです。

傳統生牛肉河粉のスープの中にも元々もやしが入っていたのですが、こちらが茹でられて柔らかなのに対し、あと乗せしたもやしはシャキシャキの状態です。このシャキシャキもやしとフォーを一緒に食べると、口の中で絶妙にマリアージュします。んっ、この食感はクセになりそう……

続いて揚げ物にも箸を伸ばしてみます。「飛機河粉」のBセットには「越南炸雞(鳥の唐揚げ)」と「芋香炸春捲(タロイモの揚げ春巻き)」がついてきます。鶏肉はサクサク衣に柔らかな鶏肉が包まれていてとっても美味でした! フォーのモヤシと一緒に添えられていたライムをこちらにも人かけしたのですが、ライムが本当にいい仕事してくれます。やっぱり、揚げ物には柑橘ですね。

「芋香炸春捲」の方も、パリパリの衣の中にフワフワの芋頭が包まれていて、これまた最高の食感でした。お皿の端に添えられているヌクチャム(ソース)をつけてどうぞ。

どちらもとっても美味しかったです。Bセットを選んで一片の悔いなしでした。揚げ物は正義!

そしてベトナムといえばやっぱりこれ、「越南咖啡(ベトナムコーヒー)」! 「飛機河粉」で提供しているベトナムコーヒーは、練乳の入った「カフェ・スア・ダー」タイプのものと、練乳の入っていないブラックタイプのものと2種類あります。ここはやっぱり、ベトナムでよく飲まれているこちらの飲み方でしょう! ということで、練乳入りタイプのものを選択。

ベトナムでよく作られているロブスタ種のコーヒー豆は渋みと苦味が強いことから、それを甘くして飲みやすくしたのが、あの練乳の入った飲み方なのだそうです。確かに、ベトナムコーヒーって飲むと一発で、あ、これベトナムコーヒーだ、とわかる味をしていますよね。

下の方の練乳の比率からわかるように、かなり甘いです。食後のデザート替わりに、ゆっくり時間をかけて飲むのがオススメです。飲む前によくかき混ぜてくださいね。

以上が、今回私がいただいた「飛機河粉」のお料理でした。量も多いし値段も妥当で、リピしたくなるお店でした。次回訪れた時は、違う味のスープのものを注文してみようと思います。スパイシー&サワーとサテ味がめっちゃ気になります!

「飛機河粉」の行き方(アクセス)

それでは、最後に「飛機河粉」の位置情報につきましてご紹介いたしましょう。「飛機河粉」は林口にある林口三井アウトレットパーク2階、美食街と言われるフードコートの中に位置しています。上の写真だと、右側の一番最初奥に位置しているのが「飛機河粉」です。

「飛機河粉」のある林口三井アウトレットパークの最寄駅は、MRTパープルライン(桃園機場線)林口(A9)駅です。こちらの駅は、改札口が一つしかありません。改札口を出た目の前に階段があるので、そちらを降って地上へと降りましょう。降りたら向かって右手にある2番出口から建物の外に出ます。

外に出るとバス停がありますので、その道をずっとまっすぐ歩いて行きます。道なりにずっと歩いていくと、やがて林口三井アウトレットパークが見えてきます。

三井系列とあって内部にはもちろん、日本のブランドがたくさん入っていますが、誠品など台湾ならではのテナントも入っています。お買い物好きな方は長めに時間をとって、内部をゆっくりみて回るのもいいでしょう。ひょっとしたら、日本にはない掘り出し物を発見することができるかも!? 


店舗名:飛機河粉

所在地:新北市林口區文化三路一段3562樓 林口三井MITSUI OUTLET PARK美食街

電話番号:02-66370188

営業時間:11:0021:00

定休日:

リンク:Facebook

その他: –

地図:


HOZ(ほず)
ライター、日本語教師。
台湾好きが高じて2017年から正式に台湾に移住。
今は働きながら昼は台湾の大学院で翻訳を勉強する二重生活中。
早く翻訳家も名乗れるようになりたい。
黒猫、小福と一人と一匹暮らし。
主な燃料は豆皮とミントとコーヒー。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

タイトルとURLをコピーしました